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TL・BL・官能小説を書くお仕事をしています。 ※告知以外の更新停滞中 pixiv→http://www.pixiv.net/member.php?id=2645356
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    ブレイクタイム

    日曜日の昼下がり。天気は晴れ。何の用事も無くとも、思わず外へ出掛けたくなるような心地好い陽気。  だけどあたしにはそんなことは、もうどうでもいい。晴れた空も明るい太陽も楽しそうな人達も、今は見たくない。  カーテンを閉めきった部屋の中で、あたし、服部伊子(はっとり いこ)は二日酔いでガンガン痛む頭を抱えながらベッドの上で布団にくるまっていた。  現在、こんな状態になっていることに関して…何度思い出してもめちゃクソ腹立つ!早いハナシがまあ…フラレた…失恋?とゆー…そーゆー感じで。  そんなこんなで布団の中で、ひとりあたしは痛い頭を抱えて『うー…あー…』とうめきつづけていた。 「…水」  ふと、声が小さく漏れた。  台所に行って水を飲んでくればいい話なんだけど…胃の奥から込み上げるアルコール臭に思いっきし気持ち悪くて動きたくなかったり…。 「伊子?」  タイミングが良いんだか悪いんだか、ドアの向こうからあたしに呼びかけるのは弟の半助(はんすけ)。ひとつ年下ってだけだからか随分昔からあたしのことは呼び捨てである。だからって今更こいつに『お姉ちゃん』とか云われても気色悪いだけだし。  しかし、まぁ…てっきり出掛けたと思っていたけど、家に居るのなら好都合。とりあえずパシリに使ってやろうと思った。 「水…っ」  だけど開いた口から出た声は、自分でも驚くほどに弱々しく掠れた小さな声だった。  聞えたのかどうかさえもあやしいぐらいのつぶやきだったのだけど、半助が部屋のドアを開ける気配がした。  ガサゴソとビニール袋の擦れる音がして、何とかあたしは布団から顔だけ出す。 「はい、水」  目の前にペットボトルのミネラルウォーターが差し出された。 「…ありがとぅ…」  それを受け取り、わざわざ半助がコレを買いに行ってたのかと思うと…どうして今日に限ってこんなに優しくって気がきくわけ?とか考えてしまう。  昨日の夜、親がそろってラブラブに旅行へ行ったのをいいことに、思いっきし酔っ払って帰って来たわけだけど…はっきし云って記憶ないんですが、もしかしてその時に何か半助にぶっちゃけちゃったりしたのかなぁ…?  そんなこんなな不安と心配を胸に抱きつつ、水を飲みながらチラリと半助を見やる。   …にっこり。 「ぐはっ!」  微笑みがっ!爽やかな微笑みが傷心した心に痛い!お、弟!たかが弟に微笑まれただけなのに胸をえぐられたような衝撃。  あたしが胸の辺りを押さえながら奇妙な声を上げたのは、そんな衝撃に耐えられなかったからだ。 「い、伊子、大丈夫か?」  あぁあぁぁあぁっ!何か優しいと調子狂う!いつもだったら絶対こいつ、あたしのこと『キモっ』のひと言で流すはずだもんっ!  うずくまって頭を抱え、あたしは確信する。  やっぱし昨夜、記憶にないけどあたしはこいつに、かなり事細かに愚痴ったんだ!それで何か妙に優しいんだ、と。 「きひゃ――ッ!!」  バッ!と布団を跳ね上げて、あたしは奇声を発しながら上体を起こした。 「半助ぇえぇぇッ!」 「わーッ!」 「どこまで!?あたし、どこまで喋った!?昨日、あんたに何云った!?」  半助の肩をがっくんがっくん揺らしながらあたしは訊く。  とにかくすんごぃ剣幕だったのだろう、今のあたしは。 「ちょ、と、と、とにか、くっ、落ちつけっ」  かくんかくんと頭を上下に振りながら(揺らしてるのはあたしだけど)、半助は哀れみまじったような瞳でこっちを見る。  手を離し、あたしは一旦押し黙って身を引いた。  コホン…と、ひとつ、半助は咳払いする。 「だから要するに…その、フラレたんだろ?好きだった奴に」 「…うぐっ」  あ、あらためて云われるとっ!刺さるなぁ…ッ心にっ 「そのー…そんで、ラブホに行きかけたけど」「ひにゃ――ッ!!!」  あたしは蘇った心の痛みと恥ずかしさのあまり、またもや奇声を上げていた。  半助の声を途中で遮って。  色々なことを思い出し、とうとうあたしは半ばヤケクソになって、そのまま半助に掴みかかった。 「わ!なんだよ!ちょっと…っ」  困惑したような声を上げて半助はあたしの力に抵抗する。  それでも本気で抵抗しているわけではないのがわかる。あたしはまるで半べそで駄々をこねている子供だった。それだけ取り乱しているのが半助にもわかってしまったのだろう。  力の入らない手でぺちぺちと半助を叩きながら、あたしはとんでもない『姉の横暴』を考えていた。 「おい、伊子!やめろって」 「やめてほしかったら、あたしの云うこと聞いてっ」 「何だよ、パシリか?」  ありがちな『横暴』を想定する半助に、あたしは『違う』と首を横に振る。  困った表情(かお)で見下ろす、何か優しい弟に、あたしは不謹慎にもトキメいてしまったのも事実…。 「あたしと、セックスして!」  はっきりときっぱりと、勢いと色んな葛藤にまかせて…あたしは弟に向かって叫んでいた。 「へ…?な、何で?」 「何でとか云うなーッ!キズつくわーッ!!」  いや、考えてみれば半助の疑問は最もな訳だけど、今のあたしには冷静にものを考えるとか、そんな常識的なことも考えられなくなっていて。 「イヤなんかっ!あたしとするんはイヤなんかっ!」 「え、ちょっと…っま…」 「どーせあたしは面倒くさいわよ!好きで処女なわけじゃないのに!」  またもやヒスを起こして弟を困らせるあたし。もはや抵抗しない半助を床の上に押し倒し、その胸に顔を埋めて泣いてやる。  しばらくそのまま、あたしはびーびー泣きつづけた。  やがて泣くのに疲れ、嗚咽のみが小さく漏れはじめた頃。 「…フラレた理由ってソレなの?」  半助の遠慮がちな静かな声が降ってきた。  まだベソを掻きながらもあたしは、胸に顔を埋めたまま無言でコクリとうなずく。 「何だよそれ…そいつ、ただ単に簡単にヤレる女が欲しいだけなんじゃん」  半助の言葉に胸が痛む。  でもそれは、好きだった男のことを悪く云われたからじゃない。半助が云ったことが事実で、実際にあの男はセフレが何人も居るらしい。思いきってあたしは告白したことにはしたんだけど…下世話な話をいっぱいされ、挙句の果てには『処女なの?めんどくせーなぁ…』って云われて思いっきし恋心は冷めてしまった。  胸が痛むのは…そんなしょうもない男を好きだったという自分の情けなさの痛感。 「泣くなよ、伊子。そんなヤツにやられなくって良かったじゃん」  あたしがバカなだけだというのに…半助は優しい言葉をくれる。  普段みせないような優しさをこんな時にみせるもんだから…あたしはその優しさに甘えたくなる。  …相手は実の弟だってのに。 「ねぇ、半助…お願いだから、して」 「だからどうしてそうなるんだよ…」 「して。あたし今、どうしても半助にしてほしいの」  こうして強要すると…弟という立場の人間は弱い。それを利用するなんて、あたしはとっても酷い姉だ。 「してくれないと…あたし、もう自分に自信が持てないよ…」 「伊子…」  微かな息を吐くようにつぶやき、半助はあたしを抱き締める。 「半助…」  震える唇で呼ぶと、半助は表情を引き締めた。  それは心の内で何かを決めたような、そんな男らしい表情(かお)。  濡れた頬に手が触れたので、あたしはそっと瞳を閉じた。  一瞬、半助から…やはり戸惑うような気配を感じたが、それはすぐに消えた。  ゆっくりと…緊張に強張った半助の唇が、あたしの唇に落ちる。  触れ合った瞬間、胸中に、脳内に…甘く不思議な幸福感が溢れかえったのがわかった。 「…好きっ」  自然とその言葉が漏れる。  この時ばかりはもう、相手が弟だということなんて完璧に忘れていたりした。  照れくさそうに視線を外して押し黙る半助を見つめて、あたしはもっかい、今度はもっとはっきりと告げる。 「好きっ」  何度云ったって…姉弟である以上、嘘臭く聞こえると思うけど…何故か云わずにはいられなかった。  それでも半助は目一杯あたしに付き合ってくれるようだ。 「…俺も」  伏し目がちにこっちを見て。半助は息を止めて一旦言葉を切る。 「好きだっ」  かつてないぐらいに顔を真っ赤にさせて云うものだから…あたしのトキメキはどんどん上昇していく一方だ。 「服、脱ぐね?」  もそっとあたしは起き上がり、再びベッドの上に座ると着ていたキャミソールを脱いだ。  パジャマにしているやつなのでブラは着けていない。  自慢じゃないけどあたし、胸はそこそこ…いや、けっこうあるのだ。  出てきた揺れる乳房から、半助はポカンと口を開けたまま目を離せないでいる。  両腕で胸をむぎゅっと挟み、ことさら胸を強調するポーズで上目遣いに見ると。 「伊子、俺もう…我慢なんかしねーからなッ」  強い口調で半助は云った。  そして立ち上がった半助はものすごく男らしくて…思わずあたしは見惚れてしまっていた。 「好きにしてもいいんだよな…?」 「…うん」  真面目な声に頷くと、半助はあたしの肩にそっと触れた。  そして戸惑ったような手つきで二の腕を掴み、まだ緊張している唇でそっとあたしの頬にキスをする。  半助は涙に濡れていたあたしの頬を舐め、再び唇を重ねると、今度は大胆に舌を口内に差し入れてきた。  ディープキスがどんなものか、どうやればいいものなのか、その辺のことはお互いよく知らないはずだけど、ぎこちなくも何とかなっている。  耳の奥に唾液の絡まる水音が小さく聞こえ、段々と自分が興奮していくのがわかった。 「ふぁ…んぁ、んっ」  ゾクゾクと全身に流れ出す淫靡な心地好さに声が漏れる。  半助も興奮しているらしく、息遣いが熱く忙しない。  緊張に汗ばんだ半助の手が乳房にやんわりと触った。 「はぅ…っ」  自分の手と違うだけなのに、身体はえらく敏感になっているみたいでやたら声が出る。  胸に沈む半助の指が気持ちいい。耳にかかる荒い吐息が身体の奥を熱くする。  あたしの胸を両手でこねくって弄び、挙句の果てに半助は、尖った乳首にむしゃぶりついた。  その姿はまるで子供に見えちゃうのだからちょっと笑えちゃう。  夢中にあたしのおっぱいをしゃぶっている弟を微笑ましく見てしまっていると、その心を察したか、半助はおしゃぶりを止めて急に脚へと手を伸ばした。 「ひぁっん!」  内腿に滑り込んだ手にびくんと足が跳ね上がり、悲鳴に近い声が出た。 「余裕ぶっこかれるとムカツクんだけど?」  半助はちょっとむくれた面と拗ねた口調でこっちを睨む。  別に余裕があったわけではなく、ただ、かわいいなぁ…と思って見てただけなんだけど。それが姉の余裕みたいなものに彼には見えていたようだ。 「…あぅっ」  太腿に掛かっている手があたしの膝を割る。  股間に鼻先がくっつくぐらいに半助は顔を近づけてきた。 「ちょっと…何でそんなとこ覗くのよ」  見られているからというよりも、ニオイを嗅がれているみたいな感じが恥ずかしくって、あたしは身じろいで膝を閉じようとした。  けど逆に、半助の頭を太腿の間に挟んでがっちりロックする形になってしまった。 「く、苦しいって!伊子!脚、開けよっ!」 「あんっ!そんなこと、云っても…ひぁあっ!」  半助がしゃべる度に股間の、下着の下にある敏感な部分に息がかかって軽く困惑しちゃいそうになる。  頑なに力が入るあたしの脚だったが、半助も流石は男というべきか。あたしの膝を掴むと、一瞬にして腕力で脚を開かされてしまった。 「やあぁっん!バカぁッ、恥ずかしいポーズ取らせないでよぉッ!」 「今からもっと恥ずかしいことしようってのに、それぐらい何だよっ?」 「それぐらいって軽く云うけど…っ、じゃあ、あんた先に全部脱ぎなさいよっ」  自分だけパンツ一枚なのがどうとかそういう問題でも無いんだけど、服着たまま『恥ずかしいこと』を『それぐらい』とか云う半助に腹たって叫んでしまっていた。  ぱっと膝から手を離したので、全部さらけ出す羞恥に怖気づいたのか?とも思ったけど…違った。  無言のまま、半助は勢いよくばっとシャツを脱ぎ捨てる。手がズボンのベルトに掛かった時、あたしは彼の無駄のない均整のとれた肉体を見て息を呑んだ。  肩のラインとか、硬そうな胸板とか…男の体に色気を感じてドキドキした。  ズボンを脱ぐと、半助は一旦そこで手を止めてじっとあたしの顔を見た。  少し紅潮した表情(かお)をしたかと思うと、半助は最後の一枚(つまりパンツ)も勢いにまかせて脱ぎ捨てた。 「ぅわっ!」  全裸になったってことは、もちろんやはりアレが出て来るわけで…その、昔、小さい頃に見たのと全然ちがって…ふ、太くて固そうで、お腹にくっつきそうになってて…驚きつつもあたしはソレから目が離せなかった。 「…脱いだけど?」  云われてあたしははっとする。  はっきり云って怖気付いてしまったのはあたしの方だ。  そんなデカイの、本当にアソコに入るの!?痛いかも…でも気持ちよくなるって聞いたし…。あたしの中では、不安と期待が半分づつ。  いや、どちらかと云うと期待と好奇心の方がちょっと勝っていたのだろう。自分が誘ったという引け目もあるが、どうしても…半助としないと、後悔するような気がしたから。 「じゃ、じゃあ…」  言葉を切って一度息を呑み、あたしは彼に向かって右手を伸ばす。 「あたしも、脱がせて…」  そっとその手を取って指を絡め、半助は空いている方の手であたしのパンツを下ろした。 「パンツ、ちょっと湿ってる…」 「だ、だって…そんなの、しょうがないじゃない…ッ」  あたしだけがエッチみたいな云い方するから、思わず拗ねた態度になってしまった。 「でも濡れてなきゃ困るしな」  そんなあたしを見下ろして、生意気にも半助は微笑った。  俯くと、絡まった指に力が込められた気がした。  パンツを脱がせた方のてが太腿の間に滑り込み、あたしの身体は緊張に強張る。  もうすぐ、半助の指があたしの濡れたアソコに触れてしまう…。考えただけで甘い熱が湧き上がり、あたしの頭はぼんやりしていった。  探るように半助の指が動く。 「…ひゅはぁッ!」  熱くなった入り口に指が触れ、一瞬、頭の中が真っ白になって…あたしは妙な声を上げて背中を反らせた。  ちゅぷ…っ。と、濡れた音が耳に届いたかと思うと。 「あはぁぁぁっん!」  半助の指は(一本だけだけど)、簡単にあたしの膣内(なか)に入ってきた。 「ひ、はぁ、ひゃふぅ…ッ!」  膣内(なか)で指が動く度、あたしの口からは在りえないぐらいに甘ったるい喘ぎ声が漏れる。  お腹が、下腹部が淫らな熱を宿して疼く。  指が膣壁をこするにつれてその疼きは増し、恥液が更に溢れるのを感じた。 「は…っ、はひゃ…っ」  気持ちいい。バカになりそうなぐらいに気持ちいい。  でも段々、甘い疼きが酷くなり、指だけじゃ物足りない気分になってくる。  あれだけ不安に思っていたことなのにあたしは、反り勃った半助のモノを心から欲するようになっていた。  …もどかしい。  やっぱりアソコには、男のアレが挿入るように出来ているのだと思う。 「半助…っ」 「…伊子っ」  名前を呼び合いキスをする。  お互いにもう、性欲的に我慢の限界だったのだろう。  あたしが何も云わなくても、半助は指を引き抜くと身体を脚の間に滑り込ませてきた。 「あぁ…っん!」  濡れた肉の花弁を割り、半助の逞しい男根が入り口に触れる。  恥穴に感じる熱に、勃起したアレはもの凄く滾るんだと初めて知った。  丸い先っぽが開いた口に当てられる。 「伊子、痛かったらごめんな…」  その言葉にあたしは目を瞑って頷いた。  ゆっくりと…半助のモノが、入ってくる。何も知らなかったあたしの中に、狭い入り口をこじ開けて入ってくる。 「い…っ!ひぃ…ったぁ、あぁあっ!」  さ、裂ける!そんな痛みがアソコに生まれ、あたしは泣き叫んだ。  力を抜くとか、そんな耳年増情報が脳を過るが…現実にはそんな余裕など全く無い。  自分で自分の身体がコントロール不可能になるなんて…なんて、不思議なのだろう。  それでもゆっくりと、半助が唇を噛み締めながら一番奥まで腰を沈めた頃、痛みの中に小さな快感がまじってきたのがわかった。 「全部、入ってる…す、すごぃ、ね…っ」  頭を浮かしてぼやける視界であたしは結合部を見た。  あんなに大きいモノがすっかりあたしの膣内(なか)に収まっていることに感動してしまう。  シーツには血が滲んだかもしれないけど、もう痛みのことは吹っ飛んでいた。 「伊子、俺もう…っ」  半助だってあたしと同じで初めてだったのだろう、多分、射精しそうなのをぐっと堪えていて苦しそうな息を吐く。 「うん…半助、あたしも…」  あたしは、一緒に気持ちよくなれたら幸せだろうなと思って頷いた。 中で動き出した半助の熱を感じる。  彼が動くと、あの熱い肉の棒があたしの中から出入りすると、指で弄られていた時に感じていたもどかしい疼きなど比にならない快感が巻き起こる。 「あぁぁっ!は、ひゃ…ぁあっ!は、半助…ぇ!」 「伊子…っ、伊子!」  名前を呼び合い、ディープなキスを繰り返し、あたしたちはバカになった。  激しい衝撃が、大きな波にさらわれたような、雷に撃たれたみたいな…とても強い快感が…目の前を掠めさせる。 ☆  温くなったミネラルウォーターを飲みながら、遠くに聞こえるバスルームのシャワーの音を聞いていた。  シャワーを浴びているのは半助。  あたしは先にシャワーを使わせてもらってまったり中。  不思議と、後ろめたい気持ちはなかった。  普通なら『姉弟』でこんな関係になったら…もっと悩むんだろうけど。 むしろ、どうして今までこんなに近くに居た『イイ男』の存在に気が付かなかったのだろう?と思ってる。  半助があたしのことをどう思ってるのかは知らないけど、多分…嫌いではないのだろう。最後までしてくれたってことは、姉というよりも女として見てくれたってことだろうし。  そうこうしている内に、半助はシャワーを終えて戻ってきた。 「なぁ伊子、今さらだけど俺たち…これからどうする?」  普通に先行きに不安を感じているようで、半助は落ち込んだみたいな表情(かお)で云う。  確かに。親には云えないわ、友達にも相談できるようなことじゃないけど。  あたしは…そんな不安よりも、濡れ髪の半助にキュンとキテしまっていて。 「バレなきゃいいじゃん。それよりも、もっかいしよ☆」 「何でそんなに楽観的なんだよ~…」  頭を抱え悩みつつも半助はあたしの誘いには逆らわない。  最初の一回は同情と慰めだったとしても、『姉弟で』なんて…そんなに簡単に止められるはずがない…。
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