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TL・BL・官能小説を書くお仕事をしています。 ※告知以外の更新停滞中 pixiv→http://www.pixiv.net/member.php?id=2645356
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    ×××が好き!

    晴れた空は青く、爽やかな風が雲を運ぶ。 昼休みの終了を告げるベルが鳴った。 予鈴の時点でほとんどの生徒が教室へと戻ってしまっている中で、屋上に向かい合って佇む男女が居た。 綾川高校1年岡有史(おか ゆうし)と、同じく1年鈴木美央(すずき みお)。 若干、緊張感の張り詰めた空気がふたりの間を漂っていたりする。 授業が始まったせいか、大体にして殺風景で人気の無い屋上に静けさが増す。 そんな中、合わせていた視線を意図的に外してわざとらしく美央は「ふぅ…っ」と息を吐いた。 ただ息が吐かれただけのことなのに、ビクリと有史は身体を緊張に硬くさせながらも、自分が告げたものの返答をただ待つ。 (でもこれは、明らかにダメなんじゃないのか…?) などと。最悪の結果が脳裏をかすめたりもして。 (ダメだったら…気まずいよなぁ…。同じクラスだし…) 未だ返答をくれない彼女をちらりと見やり、有史は思わず息を止めて待った。 ☆ 昨日のこと。 有史は美央に一目惚れしてしまった。 クラスメートとして約3ヶ月ちょっと過ぎた今更で可笑しな話ではあるのだが。 多分これも、一目惚れの一種であるだろう。 ぶつかった拍子に美央から顔の一部であったはずの眼鏡が外れてしまった。 ただ、それだけだ。 それが女子にぶつかってしまったというつり橋効果なのか、思春期男子特有の何かなのかは謎であるが…とにかく有史はときめいてしまったのだ。 そして行動は早く。 ☆ 今に至る。というわけなのだが。 彼女は時折こっちを見ては息を吐き、あさってを見ては悩んで見せ、なかなか返答をくれようとしない。 そして昼休みも終わってしまい、動くに動けず向かい合ったまま。 「…ふぅ…」 もう何度目かの溜息を彼女が吐いた。 その度に有史は心臓をドキドキ大きく鳴らし、止めなくてもいい息を止めて待っていた。 散々悩む素振りを見せて、美央がつぶやく。 「…足りない」 と。 「は…?」 愛の告白への返答にしてはおかしなものに、思わず有史は眉を顰めた。 「惜しいっ!すっごく惜しいのよ!でもやっぱり、そこは妥協したくないとゆーか、やっぱぜったい譲れないし…っ」 何やらぶつぶつとひとりで漏らし始めた美央に、有史はちょびっとだけ後退する。 「す、鈴木…?」 「アレさえ!アレさえあれば良かったのに…!」 芝居がかったような仕草で美央が空を見上げる。 「アレさえあればなぁ~…」 「アレって…何だよ、鈴木?」 息を呑み、言葉を待つ有史に、美央は眼鏡をくいっと指先で上げて真剣な眼差しを向けて云った。 「眼鏡よ!」 と、ひと言。 ひゅる~…と、ヘロヘロした感じの風が刹那静まりかえった空気の中を吹き抜けて行った。 「…は、はぁ…?」 困惑する中、やっとで有史が出せた声は、溜息に近い疑問と呆れを含んだもので。 (意味がわからん…。何で告白を、眼鏡に左右されなきゃならんのだ?) しかし眼鏡を外した彼女を好きになったということを考えると、眼鏡の有無をとやかく云えないんじゃないか?と思って、開きかけた口を有史は噤む。 (眼鏡…ねぇ?) 彼女の中で、何故にそんなに『眼鏡』という物が重要なのかは理解出来ないところだが。 とりあえず有史はブレザーの内ポケットに手を突っ込んだ。 「そーいや俺、眼鏡持ってるっけ」 「何ですってぇ!?」 内ポケットから手を出すより早く、もの凄い勢いと迫力で美央が彼のもう一方の手を掴んだ。 「持ってるってなに!?どーゆーこと?いつもはしてないじゃない!どうしてよ!?岡くんが眼鏡男子だったら…って毎日身を焦がすほど思い続けていたあたしは一体何だったのよ!?ちょっと!」 「うわぁっ!何だかよくわかんないけどごめんなさいっ」 いつも見ている大人しくて地味なイメージとは一変した美央に、本当に訳がわからないが有史は謝る。 「俺、普段はコンタクトなんだよ!コンタクト落としたりした時の為に一応眼鏡も持ち歩いてるけど…」 睨みつける美央の迫力に…ちょびっとだけ有史は涙目になってしまったりしていた。 美央がゆっくりと掴んだ手を放す。 「それで…眼鏡は…?」 怒っているのだか微笑っているのだか。とにかく怖い表情で問うてくる彼女に気圧され、有史はゆっくりとブレザーの内ポケットから眼鏡の入った眼鏡ケースを取り出した。 小刻みに震える手でケースの蓋を開けると、シンプルな濃い茶色のセルフレームの眼鏡があった。 期待いっぱいの…と、いうよりも睨まれているような美央の視線にびびりながら有史は眼鏡を掛ける。 コンタクトをしたままなので度が合わず視界がぼやけて変な感じだった。 目の前に居る彼女がどんな表情(かお)をしているのかがよく見えない。しかも息を潜めたように何の反応も返ってこない。 「鈴木…?」 心配になって呼んでみるも、彼女の反応はやはり無かった。 「あのー…鈴木さん?」 もう一度、呼んでみる。 「…はぅうっ」 妙な声を上げて、美央が突然地面にしゃがみ込んだ。 「え?だ、大丈夫か?」 思わず眼鏡を外し、有史は美央の身体を支えた。 頬を赤く染めてうっとりとしている美央が目に入る。 「眼鏡…外さないで」 興奮しているのか息を荒くさせ、感動しているらしく瞳を潤ませて美央は見上げる。 有史は、あんまり自分の眼鏡は好きではないし、ましてや眼鏡属性があるわけでもない。 しかし眼鏡如きで彼女をこんなにも腰砕け状態に出来るのは、面白いと思った。 「じゃあ…俺が眼鏡掛ける代わりに、鈴木は眼鏡外してくれる?」 「いいわよ」 即答。そして行動。 「早っ!」 驚きの声を上げる有史に美央の顔が近付いた。 「さ、岡くんも早く眼鏡を掛けてっ」 あと数センチで唇が触れるような距離に美央の整った顔がそこにあり、唇が動き、彼の顔に息が掛かる。 見透かされているような、少し鋭い眼差しに鼓動が跳ね上がるのを有史は感じた。 「…コンタクト外すから、ちょっと待って」 彼女の瞳から目を外すことが出来ないまま、息を止めて上擦った声で有史は答えて一歩だけ後退した。 美央が見守る中、有史はコンタクトを外す。 (…見られてると思うと、こんな何でもない作業でも緊張するもんだな…) 指先に乗ったコンタクトレンズが小刻みに震えていた。 突き刺さるような視線に、何でこんなことになってんのかとすぐに頭の中が混乱してしまいそうだった。 小さなケースにコンタクトレンズを閉まって蓋をする。 そして眼鏡を掛けて振り向くと。 「はぅーんっ☆」 「うわぁっ!」 感極まった声を上げて飛びついてきた彼女に、固いコンクリートの床の上に有史は押し倒された。 顔に息を感じる距離に怖いくらいに目を輝かせた美央が居る。 鼻息を荒くさせ、目をギラギラさせている様子はまるで、盛りのついた犬猫のようだった。 「ねぇ、岡くん。もとい有史くん!あたし達、付き合いましょっ!」 待ち望んだ告白の返事ではあったが…有史はこのまま自分がどうなってしまうのかと考えると怖くなって声が出せず、ただ無言で何度も頷くしか出来なかった。 それでも好きになったきっかけである彼女の顔には、やはり見惚れてしまう。 しかも押し倒されて身体が密着したままうっとりと見つめられていると…我慢出来ないものが沸き起こってくるのは、若い男としてどうしようもない。 「あ…んっ…」 そのどうしようもない欲望を感じて、彼女が艶を含んだ声を漏らした。 ちょうど美央の内腿に若さ故に敏感な『性欲』がむくむくと、自分の意志だけではどうしようもない勢いで首を擡げる。 「ご、ごめん…っ」 誤魔化しようもなく、有史は思わず視線を外して涙目で云った。 それでも立ち上がった自身に感じる彼女の太腿は柔らかくて気持ちいいとか、胸元に弾力のあるバストが当たって心地良いとか、唇にかかる息が甘ったるいとか、性欲のままに思考は巡る。 彼女が何を考えているのかは見当も付かないが、とろけそうに潤ませた瞳と熱い視線に密着させた身体は…有史には、いや、若き男子高校生ならば、もう誘惑している様にしか思えないだろう。 ゴクリと、彼の咽喉が大きく鳴った。 それを合図にしたかのように…美央の瞳が欲情に煙る。 「有史くん…っ」 形良い唇が物欲しそうに名を紡いだ。 美央はゆっくりと顔を更に近付けて有史の唇を奪う。 (こんなに…上手く事が運ぶもんなのか?) もしや夢ではなかろうかと脳裏に過るが、痺れていく感覚は真っ先にマトモな思考を掻き消してしまう。 残った『性』なる欲望は若さに任せて突っ走るばかりで。 いつの間にか口付けは激しさを増して。お互いの舌を貪り、唾液を絡めて水音をたてていた。 窮屈そうに自己主張する有史の自身に、美央の秘所が押し付けられる。 そこに押し当てているのが気持ちいいらしく、無意識なのかわざとなのか、夢中に美央は腰をくねらせて股の間の秘所を固い男根にぐりぐりと押し当てていた。 「鈴木…や、美央」 名前をわざわざ云い直し、有史は彼女の尻を撫でた。 「ん、な、なぁに…?」 美央は甘い淫靡な笑みを見せて彼の首に手を回す。 「もう我慢出来ねーんだけど」 そう云って有史は彼女を腕に抱いたまま身を翻した。 形勢が逆転する。 「あ……っ」 美央の表情は好奇と期待の色に染まっていた。 有史の手が美央の脚の間に滑り込む。 美央は自ら両脚を開いて彼を誘った。 下着の上から有史の指が、すでに淫らな液体を吐き出していた秘口に触れた。 「あふ…っ」 ピクリと、美央の身体が揺れ動く。 指に纏わり付く湿った感触に興奮し、有史は執拗に下着の上からそこを擦った。 「ひぁあ…んっ!ゆ、ゆーしくぅん、気持ち、いいよぉ…ッ」 媚声を上げ、美央はいやらしく微笑って身悶える。 生温い淫水が止めどなく溢れては指に絡みつき、欲情したメスのニオイが漂い、吹いた風に霧散する。 「ん、んん、あ、ひぃ…ふ、んむぅ…っ」 濡れた唇から漏れる嬌声を押さえ込む為に口付けで塞ぎながら、有史はベルトを外して下着ごとズボンを下ろした。 美央のショーツの股布を横へずらし、先走りの汁で濡れた自身の亀頭を彼女の淫溝へ押し当てる。 「ひぁ…っふぅう…ッ!」 淫蕩にぬめった女性器は大した抵抗も無く男根を受け入れた。 膣内を這うなめらかな感触に美央は塞がれた唇の端から声を上げる。 抽送されるたびにぐじゅぐじょと接合部から白濁の泡が溢れかえった。 「はくぅぅぅぅんっ!」 有史を見つめたまま、美央は快楽に逆上せて切なげに鳴いた。 眼鏡のレンズ越しに向けられる視線に、美央の欲情は一気に頂点まで駆け上がる。 「はわぁ…っん!見て!ゆーしくぅん!もっと…見てェ!」 昇り、美央はのけぞった。 一瞬遅れて有史の男根が膣内で膨らみ、大量の粘液が美央の中を満たしていた。 ☆ 時はもうすでに放課後。 ふたりは気だるい表情のまま制服の乱れを正していた。 「あ、有史くん、眼鏡は外してね」 「は?いいのか?掛けてないで」 眼鏡が無いと付き合えない…といった感じだったはずなのに、美央は有史の顔から眼鏡を取り上げた。 「うん。いいの。普段はコンタクトのままでいて」 そう云って微笑った美央の顔には外していたはずの眼鏡が戻っていた。 「でも美央は、眼鏡が好きなんじゃないのか?」 「好きよ?眼鏡を掛けた有史くんが堪らなくね。でも…」 一旦言葉を区切って、美央はふっと色っぽい息を吐き。 「好きすぎて、欲情しちゃう…っ」 思い出し、気だるいような濃厚な快楽に煙った瞳をうっとりと空へ向けていた。   これで良かったのかどうかなんて…当人どころか誰にも一生わからないところだ。
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