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TL・BL・官能小説を書くお仕事をしています。 ※告知以外の更新停滞中 pixiv→http://www.pixiv.net/member.php?id=2645356
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    秘密の箱(男の娘パラダイス3・告知)

    ■男の娘ソフト「男の娘パラダイス3」にて「菜波」というPNで、シナリオをふたつ書かせていただきました。そのひとつのシナリオにちなんだお話です。
    ■男の娘ソフト様で「男の娘パラダイス3」内のシナリオではもっとちゃんとエロいことしてますので!
    ■2011年6月19日、初頒布予定。6月中にDL発売予定です。
    ■男の娘パラダイス3のサイト→http://otokonoko-soft.skr.jp/hp_otopara3_01top.html ※R18サイトですので閲覧はご注意ください!
    ■ゲームの方でこの話関連のイラストを担当してくださった、青凌とうや様
     → http://torchlily.sakura.ne.jp/


     狭い試着室の中で。
     鏡に映る自分は、見た目だけならちゃんと美少女だ。
     通っている学校の女子用の制服に身を包んだ僕、葛西樹(かさい いつき)は一瞬、自分の姿に見惚れていた。
     見た目だけなら完璧な美少女に変身出来ている…と思う。
     肌は元から白いし、睫毛だって長い。髪だって、ウィッグを着けてツインテールにしているし、体質なのか身体の線も細くて大きくならないし。

     …そう、僕の性別は男。
     男らしく育たない身体や母親似の女顔が大嫌いな時期もあったけど、今は…。

    「本当、女装って癖になるよな」
     誰に云うでもなく、ひとりきりの試着室の中でひとりごちた。
     くるりとターンすると、スカートがヒラリと舞い上がって超可愛い!僕って!
     なんて。ナルシストなことを考えながらも、とりあえずは今日の目標を手にする。
     壁にかけておいた女の子用の下着…つまり、ブラジャーをハンガーから外してよーく見てみる。
     女装を…親友の大崎舞耶(おおさき まいや)とはじめて、色々と倒錯したエッチなこともやってきた。
     だがしかし…下着だけは。女の子用の下着だけは、未だに着けたことなくって…今日、ようやく…こうして買いに来たのだ。
     きっかけはまぁ…長くなるから端折るけど、とりあえずクラスメイトの女子、木下睦月(きのした むつき)が僕と舞耶の共犯者となったことだ。
     彼女のおかげで、こうしてやっとブラを買いにこれたのだから。
    「舞耶はもう…着けたのかな?」
     隣の試着室に居るであろう親友のことを考える。
     確かピンクに黒の水玉模様のブラを選んでいたなぁ…と、その姿を思い浮かべて顔がニヤける。
    「はっ!イカンいかん!」
     ひとりではっとして頭を振り、自分の持ってきた青系チェックのブラを見る。
     これを早く試着しないと。
     急いで僕は制服のシャツを脱ぎ始めた。
     リボンやシャツを床に落とし、ブラに袖を通す。
     鏡を見ながら「流石は僕!」とか思いながら、後ろ手にホックを探る。
     しかしこれ…なかなか思った以上に、背中でホックをかけるのが難しい…っ!
    「樹ちゃーん、出来たぁ?」
    「わ!ま、まだ!」
     試着室の外で待っている睦月の声に、一瞬、驚きすぎて僕は小さく跳ね上がった。
     舞耶と睦月ならいいけど、店員さんとか他の人に見られたら困る。こんな半裸の状態では、僕が男だってバレるかもしれないし。
     …それにしても、本物の女の子はどうやってブラを着けているんだろ?
     思いっきり焦りつつ、それでもやっぱ上手くいかなくて困っていたら。
    「樹ちゃん、ちょっと入るよ?」
     と、カーテンが少しだけ開かれた。
     軽く涙目になったまま振り返ると、笑顔の睦月の顔がこっちを覗いていた。
     スルリと、睦月は小柄な身体を滑り込ませるように試着室の中に入ってくる。
    「あー…やっぱり苦戦してるね。今日はあたしがしてあげるね」
     クスクスと微笑いながら、睦月は僕の背中にあるブラのホックを留めてくれた。
    「はい、出来たよ。後でちゃんとした着け方教えてあげるね」
     そう言って、睦月はまたスルリとカーテンの隙間から出て行く。
     多分…舞耶も同じように苦戦して、睦月に着けてもらったんだろうなぁ…と思う。

     ともかく。
     鏡を再び向き直り、ブラを着けた自分を見る。
     男だらか無くて当たり前だけど、無いにしてもブラをするとそれなりにやっぱ女の子の胸っぽく見えるのが不思議だ。

     …無性に…えっちなこと、したくなってきた…。

     ムクリと、軽く僕の男の部分が首を擡げた。
     スカートの上からソレをぎゅっと握り、ゴクリと喉を鳴らす。
     そっとブラの上から乳首をまさぐると、ぴりっと痺れるような快感が背中を流れた。
    「…あ、はぁぁ…ッ」
     喉の奥から溢れる熱い溜息。

     帰ったら…家に帰ったら、上下お揃いのこの下着を着けて…それから…。

     舞耶と鏡を見ながら、そして睦月に見られながら…、
     いっぱいいっぱい…気持ちいいことしたい。

    「…ふふっ!」
     思わず、笑みが漏れた。
     きっと舞耶も睦月も同じことを考えているだろう。
     そう思うと何だか嬉しくて楽しくて。
     とりあえずこの場での欲情は無理にでも抑えつけ、僕はブラを外した。
     制服を着て『完璧な美少女』に成りすます。

     カーテンを開けて試着室から出ると、やっぱり舞耶も少しだけ興奮したように頬を紅潮させて立っていた。

     秘密の時間は…まだまだこれから。

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